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スイングトップっていったい何?いまさら聞けないアウターの基礎知識

古着ガイド

スウィングトップは秋口から初冬にかけて着用しやすい薄手アウターとして人気のアイテムです。

近頃はグランパコアのトレンドもあり、落ち着いた見た目のスウィングトップに注目する人も増えてきました。

ただ、漠然とスウィングトップという名前は知っていても、実際はどんなアイテムか良く知らないという人も多いでしょう。

そこで、この記事ではいまさら聞けないスウィングトップの基礎情報とスウィングトップの特徴について解説します。

スウィングトップとは?

スウィングトップはゴルフをする際に着用するジャケットとして作られた薄手のアウターです。

ゴルフをプレーすることを想定して作られているため、肩を動かしやすいように作られていたり裾が邪魔にならないようにされていたりと、動きを制限しない作りになっているのが特徴として挙げられます。

スウィングトップという名前は「ゴルフでスウィングしやすいトップス」というのが由来となった和製英語で、アパレルブランドのVANによって名付けられました。

和製英語なので海外では使用されておらず、同タイプのアウターは「ハリントンジャケット」と呼ばれています。

ほかにも「ドリズラージャケット」と呼ばれることもありますが、こちらはファッションブランドのマクレガー(McGREGOR)のアイテムの名称なので注意が必要です。

スウィングトップの特徴について解説

薄手アウターにはさまざまな種類があり、似たようなものもたくさんあって見分けるのが困難な時がありますよね。

そこで、スウィングトップと呼ばれるアウターの主な特徴を紹介します。

ドッグイヤーカラー

スウィングトップは、ゴルフで着用する際に首周りの防風性を高めるため、立ち襟で作られているものがほとんどです。

襟を立たせる際には喉のあたりにある二つのボタンを留め、風がない時は普通の襟にして着用します。

外した時の形状が犬の耳に見えるということからドッグイヤーカラーと呼ばれています。

ポケット

スウィングトップは、ゴルフをプレイする際にポケットに入れたものが落ちないようフラップが付けられているという特徴もあります。

ラグランスリーブ

スウィングトップには、ゴルフで肩の可動域を広くするために、スポーツ用衣類で取り入れられているラグランスリーブを採用しているものが多数あります。

身体のラインに無理なく寄り添うよう作られているので、コーデで着用する場合も柔らかい印象になりやすいのが魅力的なポイントと言えるでしょう。

裾・袖のリブ

ゴルフというスポーツで使われることを考慮して、裾や袖口にリブを配置しているのもスウィングトップの特徴の一つです。

まとめ

スウィングトップは秋冬定番の薄手のアウターで、一見すると特徴のないアイテムに見えますが、ほかのアウターと比べても細かな違いがあるのがわかります。

古着屋やオンラインショップでチェックする際、この記事を参考に「この特徴はスウィングトップ!」とわかるようになったら、古着選びがまた少し楽しくなりますよ。

この記事を書いた人

サイトウマサミ

セレクトショップやブランド直営店の店長経験があり、その経験を活かしてファッション系ライターとして活動を開始。現在はジャンル問わずさまざまな記事を執筆するwebライターとして活動中。